英語の指導方法。

英語が苦手な子は、単語が苦手…。授業時間内だけでは量が多すぎて対応が難しく、生徒本人任せになりがちな、そんな「英単語問題」を解決する方法を1つ、ご提案させてください。

私は今、地方で個人塾を経営しています。規模は生徒数30名、年商800万円の塾です。社員やアルバイト講師を雇わずに、1人で経営をしている、どこにでもある小さな学習塾です。そんな私にも夢があります。このホームページは、その夢の実現に向けた取り組みの一つです。

独立起業して10年、ようやく夢の実現に向けた第一歩を踏み出すことできました。その夢とは、なんらかの理由で塾に通えない子供たち、そもそも塾がない地域に住んでいる子供たちに向けた学習支援をする。という夢です。

けれども、この夢の実現は、考えれば考えるほど、1人では難しいと分かりました。学習支援とは、「科目指導」だけではなく、勉強法のアドバイスや、一人ひとりに合った対応が欠かせません。これらを、自分の塾を運営しつつ行うとなると、どうしても「日本全国の子供たちを」というわけにはいかなくなります。

そこで出した結論が、ホームページを作り、子供たちには、その中の情報を活用してもらって勉強を進めてもらう、という方法でした。

あとは、私の時間次第で、いくらでも中身を充実させることができます。ところが実際に始めてみると、困ったことがありました。それは、「現在完了を学んだ後は、I have a pen.の否定文に注意しましょう。」など、授業という現場で子供たちを見ているからこそ気づける「よくある勘違い」や「勉強法の工夫」の数が足りない、という問題です。

そこで、塾の先生であるあなたに、お願いがあります。「子供たちは、こういったところでつまづく」「この覚え方は役に立つと思います!」という情報を、教えてくれませんか。

その代わりと言ったらおこがましいですが、私なりの工夫を、以下で共有させてください。

今回のテーマは、英語の指導法です。
塾の先生目線でのお話をします。

最近、英語が苦手な子供たちが増えてきた
という印象を持っています。

そんな子供たちは、自信がなくて不安なのです。
勉強法がどうの、覚え方がどうのと言いますが、
深い所では、「自信がなくて、もうダメなんだ」と
諦めていることが原因の場合が多いのです。

だってそうでしょう?
歴史が苦手な子は、「自信がなくて…」と思いませんよね。
「理科の電流、苦手なんです。」とは言いますが、
「理科の電流、不安なんです。」と言う子はいません。

このことからも子供たちは、英語が難しいとかいう以前に、
外国語という言語に対して、未知なる不安を抱いているのです。

ですのでそこで
「単語をガンガン覚えよう」とか、
「中学英語はまだまだ簡単だから、授業を頑張って…」と言っても、
そもそも見当違いだったのです。

ではどうしたら、そんな子供たちの不安を取り除き、
自信を取り戻してあげられるのか。

今回は、そんなお話をします。
ポイントはたった1つです。学校の教科書を覚える作戦です。

それも「中1の最初から」ではなくて、
今学校で学んでいるページの語句を覚える、
という作戦です。

学校の教科書を覚えると、学校の授業に自信が持てます。

それまでは「ただ座っている」だけで、
時間が過ぎることをひたすら願っていた…。
このような状態だったことでしょう。

何を隠そう、高校生のころの私がそうでした。

高校2年生のある日、先生に注意されるまで、
中学生用の英和辞典を使っているほど、英語が苦手でした。
というより、授業が分からなくても、赤点でも、
何も感じていませんでした。

他人事のように、授業を見ている気分だったのです。
「おお、みんなすごいな~」なんて思ったりして…。

ここまで達観(たっかん)できると気分は楽なのですが、
少なくとも、月謝を支払って指導を受ける気持ちがある子供たちは、
まだまだ救いはあります。

その救いのカギが、「学校の教科書を覚える」ということです。

苦手な英語を得意に変えるコツは、
学校の教科書の語句を、宿題として覚えて来させて
次の授業の最初にテストをするのです。

これを2ヶ月続けるとどうなるか。

そうです。
学校の定期テストの成績が良くなります

それはそうです。

英語が苦手な子は、勉強時間が少ないため、
テスト範囲の単語を書けないのが通常なのですから。

よって、塾という第三者が強制力を発揮することで、
しぶしぶながら子供たちは、単語を覚えてきます。

ですので、気分に関係なく、
教科書の語句を覚えた分、点数が上がります。

その結果、少し自信が回復します。
これをもう一回くり返すことで(次の定期テスト、という意味です)、

「オレ(私)…教科書の単語は覚えられるぞ?」
と、不安が和らぎ、得意な部分が生まれます。

これは私の性格なのかもしれませんが、
よく塾生に言います。

「英語が苦手」とか「歴史が苦手」のように、
大きくくくって苦手を強調するな、と。

物事を分解して見ることで、
・楽勝なところ。
・互角に戦えそうなところ。
・手も足も出ないところ。
のように、分けることができますよね。

英語と数学のように、積み重ねの科目も例外ではありません。
よくよく分解することで、必ずチャンスはあるものです。

英語の場合、
今学校で学んでいる教科書の単語と向き合うこと。

私は20年以上、ここを英語攻略の糸口と考えて指導しています。

アプローチやプリント作りの試行錯誤はありましたが、
2022年の今も、指導内容は変わっていません。

ですので、やはりこの単語から攻める作戦は有効だな、と感じています。

「流れ」をご紹介しますと、

まずテストの予告をします。これは、
上記のPDFファイルを渡すだけです。
「これ、次回の分…」と言って。(以下に同じページを載せておきます)
英語oneworld2022 中3

そして2日後または3日後に登場するその子が座る机に、
穴埋めプリントを置いておくだけです。

塾生も約束通り、もくもくと取り組みます。
そして前回のプリントで丸を付ける。というシンプルな手順です。

これを毎回くり返すだけです。

そしていよいよ苦手意識が薄くなってきたところで、
今度は、英語力をつけさせます。

以下のような流れです。

まず言います。
「曜日のテストを来週したいと思うんだけど、いけそう?
いけそうなら、サンデーとか覚えてきてほしいんだけど、どうかね。」と。

すると答えます。
「覚えてるかな~不安だ…、でも、頑張ってきますね。」と。

中学英語の単語数は、そう多くありません
(大学受験を考えれば、本当に少ないものですよね)。

子供たちも毎日、
学校の教科書の語句テストをしている経験がありますので、
私のこの提案も、すんなり受け入れてくれます。

これで、単語力がつきます。
結果、ますます英語に自信がつきます。完全復活です。

文法がどうの、長文読解がどうの、というのは、
また別のお話です。

まずは、単語力を鍛えることが大事だな
私は思っています。

文法や長文読解の話は、またの機会とさせてください。

追伸
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
「少し信じてみようかな」と思って頂けたなら、嬉しいです。

以下に、先生が知っている「覚えやすい工夫」や、
「生徒がしがちなよくある間違い」など、「あるある情報」を
書いて頂けると嬉しく思います。

本当は2つ3つと情報を拝見し、
私も勉強させていただきたいところですが、
1つでも構いません。

「~ということがあった。」
だけでも構いません。

ご協力を、どうか宜しくお願い致します。

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    2022/04/05

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